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忘れられているもの

 清原やノリの入団で浮かれまくっているような感じがするオリバだけれど
 何か肝心なものを忘れているような気がしてならない。
 彼らをメディアの前面に押し立てて新たなファンを獲得しようとしている。
 それはそれで問題はないのだけれど、谷や川越といった生え抜きの選手が
 完全に陰に隠れてしまっている、本当にコレでいいんだろうかと思ってしまう。

 フロントは営業面での効果を狙って清原やノリを前面に押し出してくるはず。
 合併という負の遺産を消し去ろうとしていることも明白なことなのかもしれない。
 コレまでも亡くなった仰木前監督を何度も持ち出してチームの求心力にさえ
 してきてもいた。(コレには違和感を覚える人も少なくはない)
 仰木氏という反論のできない部分で事を進めているのかもしれない。

 都合のいいところだけを利用しているようにも見えてしまうけれど
 仰木氏がBW監督就任当時言っていたことはすっぽりと抜け落ちている。
 「ウチの選手はおとなしすぎる。」そう言ってもいた。
 合併後オリバになってから近鉄の選手ばかりが目立っていて
 BWの選手がほとんど埋没したままになっているのではないだろうか?
 仰木氏のことを前面に出すのなら球団に残された課題までも
 真摯に検討すべきだしBWの生え抜き組はもっと貪欲にならなければ
 ならないはずではないか?という素朴な気持ちさえ浮かんでくる。
 
 私は今でも近鉄とオリックスがしでかした球団合併という行為を全く
 許すことができないし、最近のオリバがやっていることにはかなりの
 違和感さえ感じてもいる。人間ココまで変われるものなのか?と。
 けれど個々の選手には罪は全くなくむしろ被害者だろうと思う。
 それを考えると旧近鉄の選手がポジション獲得のために努力する姿は
 当然だろうし、むしろそうあるべきだと思っている。その一方で
 埋没している旧オリックス選手には歯がゆささえ感じてもいる。
by extranjeco | 2006-02-06 18:42 | パリーグ
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